昇降口の一番端にある下駄箱へ向かっていくと 、
そこには川瀬くんが居た 。


下駄箱と向かい合うように壁に寄りかかって誰かを待っているようだった 。

わたしは 『 川瀬くん ? 』 と声をかけると
こちらへ顔を向けて 、 『 あっ 蜜 』 と名前を呼んでくれた 。

けど少し元気がない感じがした 。