わたし達の歩く足が止まる 。




数十メートル先に 、 彼女さん 。




「 … 夏菜子 … なんで … 」






川瀬くんの方を見ると彼女さんの方を向いたまま 。





驚きに満ちた瞳 。 握る力も強くなったまま 。