悪女と呼ばれた姫





しばらくすると彗は私の肩にもたれかかってきた


「……重いわよ」


「……まやのために、早起きしてる」


「それは……はぁ、お好きにどうぞ」


諦めて彗の好きなようにさせることにした


私が諦めたのをいいことに膝に頭を置いた


「……まや、足出しすぎ」


長い前髪の隙間から見えた目は怒っているようだった


「いいじゃない、別に」


「……俺が良くない」


…………母親か何かかこいつは