いつもはそうなっても、ケンカして発散してたけど、忙しくてそれどころじゃなかったから。
ストレスは溜まる一方、情緒不安定は治らない。
何十年とこの世界にいるけど、こういうことは初めてで、私もどうしたらいいかわからなくなる。
「…圭くんには話したの?」
「え?」
髪を巻き、編み込みした三つ編みをピン留めで止めると、ニッコリと笑い。
「はい。出来た!」
わぁ!可愛い!
さすが薫さん!…じゃなくてっ!
「あ、あのっ、薫さん!さっきの!」
「ん?彼氏なんでしょ?圭くん」
「な、なんでっ」
私言ってないよね?!
「んー女の勘、かな?」
お、女の勘?
「スタッフの人にはいつも笑顔だけど、圭くんに対してはみんなとはまた違う優しい笑顔だったから」
ストレスは溜まる一方、情緒不安定は治らない。
何十年とこの世界にいるけど、こういうことは初めてで、私もどうしたらいいかわからなくなる。
「…圭くんには話したの?」
「え?」
髪を巻き、編み込みした三つ編みをピン留めで止めると、ニッコリと笑い。
「はい。出来た!」
わぁ!可愛い!
さすが薫さん!…じゃなくてっ!
「あ、あのっ、薫さん!さっきの!」
「ん?彼氏なんでしょ?圭くん」
「な、なんでっ」
私言ってないよね?!
「んー女の勘、かな?」
お、女の勘?
「スタッフの人にはいつも笑顔だけど、圭くんに対してはみんなとはまた違う優しい笑顔だったから」


