姫が、1つ下の階のボタンを押して、俺にハンカチを差し出した。
「いや。大丈夫。」
俺は、姫のハンカチを断ってポケットから、自分のハンカチを取り出した。
すぐに、エレベーターが到着し、ドアが開く。
そこは、落ち着いたダイニングバーだった。
俺たちは、適当に食べ物を注文し、姫はファジーネーブルを、俺はブランデーを頼んだ。
「みっともないとこ、見せてすまなかった。」
俺が謝ると、姫は首を横に振った。
「別にみっともなくありませんよ。
でも、理由を聞いてもいいですか?
もし、課長が嫌やなければ。」
「結に告白して、付き合う事になったのが、
ジャズバーだったんだ。
ちょうど、さっきの曲が流れてた。
それくらいの事で情けないよな。」
俺はこれから、ジャズを聴くたびに、結を思い出すんだろうか。
「いや。大丈夫。」
俺は、姫のハンカチを断ってポケットから、自分のハンカチを取り出した。
すぐに、エレベーターが到着し、ドアが開く。
そこは、落ち着いたダイニングバーだった。
俺たちは、適当に食べ物を注文し、姫はファジーネーブルを、俺はブランデーを頼んだ。
「みっともないとこ、見せてすまなかった。」
俺が謝ると、姫は首を横に振った。
「別にみっともなくありませんよ。
でも、理由を聞いてもいいですか?
もし、課長が嫌やなければ。」
「結に告白して、付き合う事になったのが、
ジャズバーだったんだ。
ちょうど、さっきの曲が流れてた。
それくらいの事で情けないよな。」
俺はこれから、ジャズを聴くたびに、結を思い出すんだろうか。



