残念な王子とお節介な姫

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6月14日(金)

俺は16時に仕事を終えて、東京に向かった。

昨日、結にメッセージを送った。

『明日、みんなにも会いたいから、会社に
迎えに行くよ。
フレックス使って4時には上がれるように
頑張るから、会社で待ってて。』

結は、

『恥ずかしいから、来ないで』

と返信してきたが、俺は取り合わなかった。



「お疲れ様でーす。」

俺は明るく古巣に入っていった。

「おお!! 宮本、久しぶり〜!!」

俺は、あっという間にみんなに囲まれた。

「お前、やつれたんじゃないか?」

みんなが、肩や背中に触れていく。