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奈々が風呂から上がって来………た…



………奈々が、ショートパンツを履いている。

今まで、ずっと長ズボンだったのに。

ものすごくかわいい。

かわいすぎて、脱がせたくなる。

思わず俺は、湯上がりの奈々を抱きしめた。

「奈々、すっごくかわいい。
風呂行ってくるから、待ってて。」

俺はそう言って風呂に向かった。



俺は風呂に入りながら思う。

もう一生、結しか愛せないと思ってた。

一生、結だけを思って生きてくつもりだった。

だけど、あれから、半年も経ってない。

人の気持ちって、変わるんだな。

春、たかが数ヶ月だと思って、結を置いてきた。

数ヶ月もあれば、人の気持ちなんて、簡単に変わるのに。



奈々は、もう一生離さない。

この先、もし東京へ戻る事になったら、必ず一緒に連れて行こう。

ずっと一生、俺は奈々のそばにいよう。