12時。

俺は姫の部屋に来た。

姫と電車で繁華街へ出る。

「姫、何食べたい?」

「んー、うち、回転寿司が食べたいです。
課長は?」

「寿司か。
別に回ってなくてもいいぞ。」

「回ってる方がええんです。
デザートとかも食べられますから。」

姫がそう言うから、俺たちは回転寿司の店に入った。

2人でカウンターに座ってあれこれ喋りながら寿司を摘まむ。

「で? 欲しい物は決まった?」

「考えたんですけど、部屋着がいいです。」

「そんな物でいいの?」

「はい。
課長が、うちに課長の部屋で着せたい服を
選んで欲しいんです。」

「ぶっ!」

俺は思わず、お茶を吹き出しそうになった。

なんだ?
その、ものすごくエロいリクエストは。

いや、エロいと思う俺が変なのか?

いや、やっぱ、エロいだろ。

姫は無自覚なのか?

そんな事言ったら、男はみんな勘違いするぞ?