俺はまた、定時まで春山に仕事をさせ、姫と3人で会社をあとにする。

途中、スーパーに寄り、酒とつまみを買って行く。

「姫ちゃんは、料理できるの？」

春山が聞いた。

「あんまり得意やないんで、今、練習中
なんです。」

姫が恥ずかしそうに笑った。

「そんな事ないよ。
俺に比べたら、すっごく上手だと思うよ。」

俺が言うと、

「おおきに。」

と、姫が嬉しそうに笑う。

やっぱり姫は笑うとかわいいな。

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買い物を終え、俺の家に着くと、俺が着替えてる間にエプロンを着けた姫がグラスや食器を出してくれていた。

春山にもスウェットを貸してやり、着替えさせる。

その間に姫と2人で、ピザを焼いたり、唐揚げを温めたりしていた。

2人でこうしていると、いつもの週末のようだ。