残念な王子とお節介な姫

「じゃあ、俺が姫ん家に行くよ。
そしたら、道具、運ばなくていいだろ?」

「!!
課長、いいんですか?」

「? 別にいいけど、なんで?」

「課長、オタクやゆうてたから、ほんまは
出掛けるの嫌いやないか、思って。」

くくっ
変なとこで気を使うんだな。

「大丈夫だよ。
ほら、姫、住所送れ。」

そう言って姫に送らせた住所は、電車の路線こそ違うが、うちから2㎞程しか離れてなかった。

「なんだ。うちから近いんだな。」

「はい。」

「じゃあ、送ってやるよ。」

「え!?」

「ほら、最後に何か乗ってからにするか?
それとも、このまま帰る?」

「の、乗ってから!」

姫が焦って答える。

くくっ
こいつはほんと見てて飽きない。

俺たちは、最後に1番激しいと思われるジェットコースターに乗った。