残念な王子とお節介な姫

「あ、ありがとうございます。」

姫は戸惑ったような顔をした後、嬉しそうに笑った。

その後、晩飯を食べながら、姫は言った。

「課長、明日、暇ですよね?」

「……… 決めつけるなよ。
暇ですよね?じゃなくて、暇ですか?って
聞け。」

「どっちでもいいやないですか。
で、課長、暇ですか?」

「ああ。暇たけど、何?」

「タコパしません?」

「タコパ?」

「たこ焼きパーティーです。
課長、やった事あります?」

「いや、ないけど。」

「ほな、うち、明日道具と材料持って課長ん家
行きますね。」

「いや、それ、大変だろ?」

「だって課長ん家、たこ焼き器ないでしょ?」

「ないけど…」

こいつの思考回路には、俺が断るって選択肢はないのか?

ま、いっか。

こいつのわがまま、聞いてやるのも楽しいし。