・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・

ヤキモチ

・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・


その後、仁くんは、マネージャーさんに打ち合わせがあるって言われて、強制連行されていった。

だけど、その別れ際に仁くんは、上着内ポケットから、小さな箱を取り出して、私にくれた。

「クリスマスプレゼント。
絆が俺との未来を選んでくれたら、もっと
ちゃんとしたの贈るから、それまでこれ、
しておいて。」

仁くんがくれたのは、ピンキーリング。

プラチナのとっても優美な曲線のリングにダイヤが7石、上品に並んでる。

すっごく素敵。

こんな素敵なリング、どうせなら、仁くんにつけてほしかったな。

私は、そんな事を思いながら、自分で左手の小指にリングをはめる。

ふふっ
きれい…

ずっと眺めてたい。