「海翔くん、すごいね。」
私は店まで歩きながら言う。
「ん? 何が?」
「だって、あんな一瞬でループがある事に
気付くなんて。」
「くくっ
絆、俺が何年、SEやってると思ってる?」
海翔くんが笑う。
「だって、海翔くん、もう現場離れて何年も
経つじゃない?
それで、忘れないのもすごいと思う。」
「まあ、好きでやってきた仕事だからな。」
この仕事を好きって言えるのもすごいと思う。
私なんて、研修期間、パソコンを見るのも嫌になって、テレビすら見られなくなったのに。
海翔くんは会社から5分ほど歩いて、落ち着いた日本料理店に連れてきてくれた。
中に入ると、個室に通される。
私は店まで歩きながら言う。
「ん? 何が?」
「だって、あんな一瞬でループがある事に
気付くなんて。」
「くくっ
絆、俺が何年、SEやってると思ってる?」
海翔くんが笑う。
「だって、海翔くん、もう現場離れて何年も
経つじゃない?
それで、忘れないのもすごいと思う。」
「まあ、好きでやってきた仕事だからな。」
この仕事を好きって言えるのもすごいと思う。
私なんて、研修期間、パソコンを見るのも嫌になって、テレビすら見られなくなったのに。
海翔くんは会社から5分ほど歩いて、落ち着いた日本料理店に連れてきてくれた。
中に入ると、個室に通される。



