【完】クール男子と極甘シェアハウス




おろされた場所から10分くらい歩くと、派手な門が見えてきた。



大きくディスティニーランドって書いてあるからあそこが入場ゲートだね。



周りはうちの高校と思われる生徒がたくさん。



正直、同級生の顔なんて全員覚えてないから分からないんだよね。



でも私服で同じような背格好だとそうだと思ってしまおう。



第一、今日は平日だし普通の学生は学校だろうからいるわけないし。



一般人の人は大体小さいお子さんを連れた家族ばっかり。



あれだけ小さくてもこんな幸せなことならずっと覚えているんだろうな。



幸せな思い出って何年たっても色褪せないから。



「...亜美?」



「あっ、萌...。何?」



「何じゃないわよ。ずっと呼んでるのに気づかないんだから」



「そうだったんだ。ごめん」



「ボーっとしてないで行くわよ。思う存分楽しむんだから!」