【完】クール男子と極甘シェアハウス




「おはようございま~す」



本日2度目のおはようございます、ね。



「おかえり、亜美ちゃん。今、混んでて悪いんだけどさっそく入ってもらえるかな?」



「分かりました!」



こんな夜なのにみんなカラオケで盛り上がる体力があるのがすごいね。



日頃の鬱憤を晴らしにきてる人もたくさんいるんだろうな。



モニターで確認すると半分以上の部屋が埋まっていた。



この時間にこんなに混んでるのは珍しい。



土日だったらありえるけど、平日では珍しいこと。



「亜美ちゃん、ドリンクお願い!」



「は~い!」



伝票を見ると頼まれたのは...ビール2つにオレンジジュース1つ。



最初は苦手だったビールをいれる作業も今や慣れたもの。



ビールサーバーを使いこなせるようになりました。



ちゃっとビールをいれ、オレンジジュースの瓶を取り出してグラスも用意しトレーにのせて部屋へもっていく。