【完】クール男子と極甘シェアハウス




「ありがとうございます。シチューいただきます」



私にはお母さんともう1人素敵なお母さんができました。



その人はとても優しくて温かい人でした。



春恵さんの手作りのシチューはおいしくて優しい味がした。



お母さんの料理も大好きだけど、春恵さんの料理も大好き。



「ふふ、ありがとう」



そのおいしさに感動してバクバクと食べ進めていたらあることに気が付いた。



「あれ?柊くんはまだ帰ってないんですか?」



部活もバイトもしてないから私より早く帰ってると思ったんだけどな...。



玄関に靴がなかったからおかしいなと思ったんだよね。



「そうなのよ。今日はクラスで親睦会があるらしくて、帰りが遅くなるらしいのよ」



クラスで親睦会なんてあるんだ。



それも驚きだけど柊くんがそんな会に参加するのが意外。