【完】クール男子と極甘シェアハウス




「おはようございます!」



萌達と別れて家に帰らずそのままバイト先に向かう。



学校が夕方に終わるからそのまま行って出勤時間は17時から。



家に帰ってからだと間に合わないんだよね。



「おはよう、亜美ちゃん」



みんな優しくしてくれる私のもうひとつの居場所。



それがバイト先のカラオケ館“八重桜”



そう私はファミレスじゃなくてカラオケ館で働いている。



高1の春から今までずっと。



何も分からなかった自分を雇ってくれて無理言ってるのにその無理を毎回聞いてくれる優しい上司。



このバイト先に出会ってなかったら今まで続けられてなかったかもしれない。



それくらい恩を感じているところだ。