「それでどうしたのよ?」



危ない危ない。つい本題を忘れるところだった。



「信頼してる2人だからこそ話すけど...」



こう言えば2人は一瞬で悟ってくれて真剣な雰囲気に変わる。



私がこれから話すことの重みをちゃんと理解してくれてるんだってことが分かる。



これだから2人は私の大事な人なんだ。



「あのね、この学校にいる柊優夜くんの家族とシェアハウスすることになったの」



とりあえず前置きとか置いといて単刀直入に結論から述べた。



「えっまって、どういうこと?詳しく説明してもらえる?」



萌は混乱しながらも理解しようとしてくれているみたいだ。



一方の太一は頭の上に?マークが3個くらい浮かんでいるのが目に見えるね。



普通はこんなこと突然言われて信じろっていうほうが無理だよね。