「着替えるので出て行ってくれませんかね...」



一刻も早くこの恥ずかしい状況を抜け出したい。



柊くんが背を向いてくれているとはいえ私にだって羞恥心くらいはあるよ。



一応、女の子だし。



「別にあんたなんかに興味ないから、安心して」



そんな失礼極まりない言葉だけを残して柊くんは去っていった。



「はぁ~!?」



興味ないとしてもさ、本人に直接言う!?



女子の裸に近い恰好を見ておいて去り際の言葉があんたに興味ないからって...。



柊くんがこんな失礼な人だとは思ってなかったよ。



人は見かけによらないっていうけどまさにその通りだわ。



シェアハウス生活楽しみに思っていたけど、あんな人と一緒なんて先行き不安だよ...。



上手くやっていけるかな....?