「そっか。亜美ちゃんも思春期ってやつだね」
「まぁ、そんなところです...」
そう思ってもらってたほうがこっちとしては好都合。
絶対にバイト先を教えられるわけない。
だって私が本当にバイトしてるところはファミレスじゃないから...。
「今日は疲れただろうからみんな早く休みなさいね。明日に響くから」
確かに自分の体が疲れてるってことはよく分かる。
体力的にも疲れてるけど1番は精神的に疲れてるかな。
色んなことに気を張ってたし、無意識の間に緊張してたのかも。
こんなに気を張ってる日って人生でそう何回もないから。
「お母さん、もう休んだほうがいいんじゃない?」
「そうね。お先に休ませてもらいます」
体が弱いから早めに寝ないと翌日に響いてしまうから仕事にも影響出ちゃう。



