整理し終わったので1階のリビングに行く。
リビングに着くとすでにみんな揃っていた。
「私が1番遅かった感じですか...?」
自分なりに頑張ったほうだったんだけど、駄目だったんだね。
物が少ないからみんなより早く終わる予定だったんだけどな...。
「そんなこと全然気にしないでいいのよ」
何やら料理を作っているらしい千佳さんが振り向いて優しく言ってくれた。
「ほら亜美、春恵さんが作ってくださってるから席に着きなさい。好きなところに座っていいから」
空いている席はお母さんの隣か柊くんの隣。
さすがに柊くんの隣は行けなかったのでお母さんの隣に座った。
でもここの席も柊くんの向かい側だから顔がばっちり見えるんだよね。
ちょっと気まずいけど隣に座る勇気は私にはないよ。



