「ピュアでまっすぐな亜美と暮らしていくうちに、心が変わっていくのを感じた」



「え...？」



「こんな感情、初めてなんだ。だから最初は戸惑ったけど、今はハッキリわかる」



そんなこと言われたらまた期待してしまうよ？



いい加減にしなきゃいけないのに、君の言葉ひとつで期待してしまうんだ。



「俺は亜美が好きだ」



そう言われた瞬間、とまっていたはずの涙が溢れだした。



あの優夜くんが私のことを好き？



これは現実...？



「じゃあ、あの場面は何だったの？」



優夜くんと瀬戸崎さんが抱き合っていた姿は....。



「あれは真子さんに告白されて、断った時に最後に抱きしめてほしいって言われたから。これで終わりにするからって」