「今日、家に帰ったら真子さんがいた。どうやら俺を待ってたらしい。彼女の姿を見て少なからず動揺した。



そして俺は真子さんに告白された」



やっぱり真子さんは優夜くんに告白したんだ。



あの時言ってたことをちゃんと実行したということ。



「中2の時、彼女が俺の前から姿を消した理由も聞いた」



あの時の瀬戸崎さんは自分のことじゃない、優夜くんのことを想って姿を消した。



自分だって辛い状況にいたはずなのに優夜くんのことを優先して考えられる素敵な人だ。



そんな切ない真実を今になって知って優夜くんはどう思ったんだろう?



彼女のあの時の行動は全て自分を想ってのものだと知った時。



彼の心は相当、揺れたんじゃないのかな。