これって普通に考えてかなりヤバい。



私このままじゃ帰れないよ...。



本当に不安になってきてしまった。



戻らなきゃと思うけど、家へ戻る道が分からない...。



まだそこまで暗くなってないから焦らないけど、このまま時間が過ぎていったらどうしたらいいの?



急に大きな不安が襲ってきた。



そんな時だった。



誰かに腕をパシッと掴まれた。



「...誰!?」



変質者かと思うと怖かったけど、何とか振り返った。



そこには...息をきらして疲れた様子の彼がいた。



「....優夜くん」



どうしてここに...?



「...ったく、どこまで来てるんだよ!探し回ったじゃねぇか!」



あの優夜くんが探し回ってくれた?