さっきのフレンチレストランから柊家の車に乗って移動することおよそ10分。



「着いた。ここが新居だよ」



新居はレンガ造りのノスタルジックな景観だった。



わぁー、すごい!



こんな家、映画やドラマでしか見たことないよ。



「さぁもう荷物も届いてるだろうからそれぞれの部屋へと運んで整理しよう」



「「は~い」」



家のところには引っ越し業者のトラックがとまっているのが見えた。



とりあえず業者さんのところに行って自分の荷物をもらわないと。



「すいませ~ん」



荷物搬入を手伝ってくれている業者さんに声をかけ私の梱包した荷物を受け取る。



そんな多くないから段ボール3つ分。



パパっとやったら早く終わってお母さん達の荷物を手伝えそう。