【完】クール男子と極甘シェアハウス




でも、それだけじゃないはず。



ただのそんな関係ならば、優夜くんがあんなに驚くこともなかっただろうから。



「優夜くんは本当に優秀で飲み込みも早かったから私も教えることがとても楽しかったの。ご両親は温かい方だったからご飯をご馳走になったり」



それじゃあ春惠さん達も瀬戸崎さんのことは知ってるんだ。



なら、2人の過去に何があったのかも知ってるんじゃ?



今更そんなことを思っても仕方ないけど。



瀬戸崎さんの話を聞く限り、そんな大きな出来事はない感じだけど....。



ここから何かがあるのかと思うと、少し怖くなった。



「家庭教師をしている時はすごく楽しかったわ。バイトだったけど、本当に幸せでずっと続けられると思ってた」