そんな優夜くんは最初に私を見て言葉を放った。
その後に私の近くにいた女の人を見て、放った言葉は消えていった。
いつもは冷静な優夜くんが、信じられないという表情をしているのが分かる。
私ではなく、彼女を見て。
直感で思った。
この2人は知り合いで、この女性が訪ねてきたのは優夜くんだったのだと。
嫌な汗が体を流れる。
言いようのない不安が胸に広がっていく。
「.....ま、真子...さん.....?」
優夜くんから出た〝真子〟という名前。
それはきっとこの女の人の名前なんだろう。
そして2人が知り合いであるという証拠でもある。



