私が隠してた秘密もきっとバレる運命だったのかな。
隠し通せてたらまた未来は変わってたんだろうけど。
それでもお母さんの想いを聞いたら、もう無理できないって思った。
私のことをあんなにも想ってくれていたなんて全く知らなかった。
「バイトは続けるのか？」
「うん。無理しない程度ならって許しをもらったよ」
「そっか。よかったな」
そうやって優しく微笑むからこんな状況でも胸がときめくんだ。
「優夜くんにも迷惑かけちゃったよね...。色々とごめんね」
「そんなこと気にするな」
本当に最初とは見違えるくらい優しくなったなぁ、優夜くん。
こんな風に優夜くんを好きになるなんて過去の私に言っても信じてもらえないだろうな。
