全然私と同い年には見えないなぁ。



老けてるってわけじゃなくて大人っぽいんだよね。



大学生って言われても信じちゃうレベルだよ。



「ほら優夜、挨拶しなさい」



「柊優夜、高2です」



なんとも淡白な挨拶...。



「もう優夜ったら!ごめんなさいね。この子不愛想で...」



お母さんは必死にカバーしようとしてるけど当の本人は全く気にしていないみたい。



「気にしてませんので、大丈夫ですよ。お年頃ですもんね」



お年頃?思春期って感じではないと思う。



たぶん元々クールな性格なんだと思うけど。



「そういえば優夜は南雲高校に通ってるから亜美ちゃんと同じなのよ」



「そうなんですか!?」



嘘!?柊くんも同じ高校に通ってたの?



しかも同い年だから同じ階にいたってことだよね?