今日は早めに出勤してほしいってお願いされたから、急いで向かわなきゃいけない。



正直、太一のこともどうしていいか分かってない。



だけど非情にも時間は進んでいく。



毎日ぐちゃぐちゃな気持ちのまま、過ごして心は乱れまくってる。



「じゃあ萌またね!」



萌がそんな顔するほど、心配かけてるんだね。



本当にごめんね。



でも、この両立は自分が決めたことだから苦しくても成し遂げたいんだ。



その想いだけで今、私は動いてる。



小走りで駅へ向かって、1本早めの電車に乗る。



今日は大学生の人が1人しかいなくて後は高校生か...。



かなり厳しいな...。



今日は怒涛の時間になりそうだ。