2人がどんな反応をしているのか見ることすらできない。
好きな人を打ち明けるってこんなにも勇気のいることだったんだね。
打ち明けられた嬉しさと恥ずかしさが入り混じって変な気分。
「そっか。おめでとう、亜美!」
萌はまた私に抱きついた。
「好きな人ができてよかったじゃない!亜美が自分から言ってくれるなんて、よっぽどの想いなのね」
まるで自分のことのように喜んでくれる。
「あたしはこんな日を待ってたわ。亜美に好きな人ができて打ち明けてくれる時を」
いつも萌の恋バナを聞く側だった。
私自身、恋なんて程遠いと思ってたから。
だから萌の話を聞いててずっと羨ましかった。
好きな人ができるってどんな感覚なんだろうとか、恋するってどんな気持ちなんだろうって思ってた。
今、やっと分かったよ。



