「亜美も無理しない程度に手伝ってあげてね」
「はーい」
冷静な柊くんと違って私は心臓が暴れだしてるよ。
今までの自分とは違うんだもん。
柊くんへの気持ちに気づいちゃったから。
自分の好きな人と一晩同じところで2人きりで緊張しない人なんていないよね?
憧れのシチュエーションなんだろうけど、身が持たないよ~
絶対に意識しすぎて変な感じになりそう。
まだ誰にもこのことは言ってないから、気づいてくれないのは当たり前なんだけどね。
「いきなりで本当に悪いんだけど、よろしくね。2人とも」
「いえいえ、大丈夫です。家のことは任せてください」
と言うしかないじゃんね。
春恵さんの用事もお母さんの用事も急なことだったんだし。
誰にも咎める権利はないからね。



