「柊くん...」
どうしてここに柊くんが?
こんな時間まで学校にいたの?
「やっぱり1人で帰ろうとしてた」
「調子悪いんだから無理するな」
まさか私を迎えに来てくれたの?
昼休みの時も来てくれただけでもありがたかったのに、放課後まで...。
正直、柊くんがここまで私のことを心配してくれると思ってなかったから。
「辛いだろ?ほら」
急に柊くんが私の前にしゃがんだ。
えっ、どういうこと?
いまいちこの状況がのみ込めてない。
どうしたらいいか分からずに戸惑っていたら...
「おい早くしろ。この恰好はずいんだから」
「まさか乗れってこと?」
「そうだ」
そ、それって柊くんにおんぶされろってことですか~!?



