次に目を覚ました時は、保険室の先生がいた。
お昼はどこかに行ってたのかな?
「あら上田さん、起きた?」
「はい...」
お昼の時よりは全然気分はいい。
たくさん寝たおかげでスッキリしたのかも。
「体調はどう?まだ辛い?」
「お昼よりは断然よくなりました。でもまだ頭はちょっと痛いです」
ガンガン痛いわけじゃなくて、少しの痛みがテンポよくやってくる感じ。
「歩いて帰るのはしんどそうね。親御さん呼べるかしら?」
「お母さんは車の免許もっていなくて...」
これは紛れもない事実。
もし持っていたとしても呼びたくない。
お母さんは働き終わって家でゆっくり休んでるころだと思うから。
そんなお母さんに苦労をかけることはしたくない。



