そう思っていたらちょうど柊くんが入ってきた。



「あら優夜、今日は遅かったわね」



「...あぁ」



返事をする柊くんはかなり眠そうだ。



昨日そんなに遅くまで起きていたのかな?



「ほらちゃっちゃと食べちゃって。片づけたいから」



春恵さんに促されて席に着く柊くんは本当に今すぐ寝てしまいそうな雰囲気。



「春恵さん、私は行きますね。ごちそうさまでした!」



早く行かないと遅刻しちゃう。



このままだと柊くん遅刻しちゃいそうな感じだけど大丈夫なのかな?



「はーい。行ってらっしゃい」



「行ってきます!」



荷物を確認して、家を出る。



そろそろ夏が近づいてきてるからなのか、外は暑い。



もう夏が顔を見せる頃なんだね。