「お母さんが選んだ人ならきっと良い人なんだと思う。その人達と一緒になることでお母さんは幸せになれるんだね?」



私の答えはイエスだけどこれは最終確認。



もうあんな辛くて苦しい思い、してほしくないから。



「えぇ。間違いないわ」



そう言ったお母さんの笑顔に嘘偽りはなかった。



「よかった。なら私は賛成だよ。シェアハウスも受け入れる」



「ありがとう、亜美!向こうの方もとてもいい方だから亜美もきっと幸せになれるわ。こんな頼りない母親でごめんね」



お母さんは涙目になりながら私に抱きついてきた。



「そんなことない!私の方こそ頼りない娘でごめんね...」



「相手の方達はあの人とは違う。絶対に亜美を幸せにしてくれる。もうあんな思いはさせないから」