そんな私の願いが届いたのか、お母さんが足をとめてこちらに振り返った。
今しかチャンスはない!
「あの、いいですか?」
「えっ、私?」
突然のことにお母さんはかなり驚いているみたいだ。
「いきなりで申し訳ないんですけど、みちやくんのお母さまですよね?」
「そうですけどって...、あなたみちやの居場所知ってるの!?」
「はい!私の知り合いのところにいます。だから一緒に来てくれませんか?」
「もちろんよ。早く連れてってちょうだい!」
そう急かすお母さんとそのあとをついてくるお父さん。
なんかイメージと違った。
みちやくんがいると分かって興奮してるからなのかな?
正直、もっと穏やかな人だと思ってた。
私の勝手なイメージにすぎないんだけど。



