【完】クール男子と極甘シェアハウス




私が大きな声を出したせいか、みちやくんが起きてしまった。



「みちやくん、あの人達がご両親じゃないかな?」



「...お母さん!お父さん!」



みちやくんがそう叫んだので間違いないと確信した。



「柊くんはここにいて。私が行ってくる!」



ベンチから急いで立ち上がり、ご両親のところへダッシュで向かう。



急がないとこの人混みの中だ、見失ってしまう。



人混みの中をかきわけて目的のみちやくんのご両親に何とか声が届く範囲まで行く。



「あの、すいません!」



恥とか気にせず、届くように大きな声で叫ぶ。



「すいません!ちょっといいですか!?」



お願い、とまって!!



今、見失ったらまた会えなくなってしまうから。