【完】クール男子と極甘シェアハウス




「おかえりなさ~い!」



時間的には早かった気がするなぁ。



怖いものじゃなくて、ちょっとしたスリルが味わえるアトラクションって感じ。



これなら小さい子でも全然楽しめるね。



「みちやくん、どうだった?」



「楽しかった!」



彼の満面の笑みから楽しかったのだと伝わってくる。



だいぶリラックスしてくれているかな。



お母さん達がいない寂しさを少しでも紛らわせられたら、と思っていたからよかった。



次はどこに行こうか、みちやくんに聞こうとしたら



「.....上田?」



ここに絶対にいないと思われる聞きなれた声がした。



こんなキッズエリアにいるはずないのに、でも私はこの声を知ってる。



おそるおそる振り返ると、



「....柊くん」



思い浮かべた人がそこには立っていた。



ここキッズエリアだよね?



柊くんのシンプルなカッコよさとここのファンタスティックな雰囲気はアンバランスだ。