この記憶はきっとずっと生き続ける。



その子自身がいくら変わろうとも幸せな記憶は絶対に消えない。



「あ、あった!」



5分ほど歩くとごみ箱を発見。



もっていたごみを燃えるごみのところに捨てる。



よし、戻ろう。



と思って足を動かしたら服が何かに引っ張られて立ち止まった。



...何?



不思議に思って後ろを振り向くと...



小さな男の子が私の上着を掴んでいた。



この子は誰なんだろう?私は見覚えないんだけどな。



もしかしてテーマパーク定番の迷子?



「どうしたの僕?迷子かな?」



しゃがんで小さい男の子と同じ目線で話しかける。



こうすることで威圧感とか怖さが軽減するってテレビでやってた。



迷子なら迷子センターみたいなところに連れていったほうがいいのかな?