「私は黒騎朱乃

自己紹介が遅れたわね?」

女の顔がみるみるうちに青ざめていく

財閥関係なら知らないはずがない

私が…世界一位の黒騎財閥だということを

「あ…あぁ…ごめんなさい!

わざとじゃないんです!」

「でしょうね?

私が黒騎財閥の令嬢だと知らなければ、

貴女はもっと愚行を働いていたでしょうね

だから貴女には…

家族もろとも路頭に迷ってもらう…

まではいかないとしても三軍に落ちてもらうわ

でも、今まで散々三軍をいじめてきた貴女が…

今さら仲良くやれるかしら?」

「そんな…」