家庭訪問は恋の始まり

「まぁ、そういう事でしたら…
神山先生、本当に瀬崎嘉人のお父さんとは、
男女の関係ではないんですね?」

「はい。」

私は好きだけど…

その言葉は、胸に秘めて私は頷いた。

「そもそも、連絡をしてきた保護者って、
どなたなんですか?
夕凪先生のご自宅は校区外ですし、
その周辺に用がない人は入り込まないような
奥まった所にあります。
瀬崎さんが夕凪先生のご自宅に出入りしてる
事を知ってるという事は、むしろ、その方が
瀬崎さんにつきまとってるんじゃ
ありませんか?」

そうだ。

私が嘉人くん家に行った事は、ご近所さんなら気づくかもしれないけど、瀬崎さんがうちに来てる事は、普通は分からないはず。

「うーん、神山先生のクラスの御岳真奈(みたけ
まな)の母親です。
神山先生、どんな方なのかお分かりですか?」

ああ、あの人かぁ…