家庭訪問は恋の始まり

その後、私たちは、土間に移動して子供たちが縄跳びを順番にするのを微笑ましく眺める。

美晴は、ようやく縄を手首で回すコツを掴み始めたところで、前より軽く跳べるようになってきた。

嘉人くんは美晴の縄跳びを借りて、いきなり二重跳びを跳ぶ。

「………8、9、10、11、じゅ、
嘉人さん、11回跳べたよ!
新記録じゃない?」

「うん!
帰ったら、冬休みの縄跳びカードに色塗って
いい?」

嘉人くんは嬉しそうだ。

「もちろん!
2月の縄跳び大会も楽しみだね。」

私が言うと、

「縄跳び大会があるの?」

と聞き返す嘉人くん。

「あれ?
嘉人さん、また先生の話、聞いてなかった
でしょ?
2月に縄跳び大会があるから、冬休みに
たくさん練習してきてねって終業式の
前の日に言ったよ。」

私が教えると、嘉人くんは、

「へへっ」

と笑ってごまかした。