家庭訪問は恋の始まり

19時半。

そろそろ帰ろうと思っていたところで携帯が鳴った。

嘉人くんのお父さんだ。

私はスマホを持って、職員室を出る。

「はい、神山です。」

『瀬崎です。今、お時間、よろしいですか?」

「はい、大丈夫です。」

『今、もうご自宅ですか?』

「いえ、まだ学校におります。」

『では、直接お聞きしたいので、伺っても
いいですか?
今、近くにいるので、5分もかからず着けると
思いますから。』

「分かりました。
では、お待ちしております。」



それから、5分ほどで嘉人くんのお父さんがいらっしゃった。

「瀬崎さん、わざわざありがとうございます。」

私は席を立って出迎える。

「こちらへどうぞ。」

今回もまた会議室にお通しした。