は?
思わず勘違いしそうな台詞、さらっと言わないでよ。
「ひっそりとも思わなくていいです。
木村先生、いつからそんな歯の浮くような
台詞をさらっと言うようになったんですか。」
「くくっ
歯が浮きますか?
正直な気持ちを言っただけなんだけどなぁ。」
え?
「神山先生、今、困ってます?
でも、その戸惑った表情もかわいいですよ。」
「え、あの…」
「神山先生、覚えておいてくださいね。
僕が、神山先生をかわいいと思ってる事。
これは、テストに出ますよ。」
は?
戸惑う私を残して、木村先生は2組の教室へ行ってしまった。
わざわざ、2組へ行って聞き返すのもなんだし…
この後、嘉人くんのお父さんと対峙しなきゃいけないのに、なんだかモヤモヤが残ったままで落ち着かない。
もう! 木村先生のいじわる!



