家庭訪問は恋の始まり

私はコンビニまで、美晴と手を繋いで歩く。

5分ほどでコンビニには着いたが、瀬崎さんの車は駐車場にはない。

私は、店に入り、美晴に話し掛けた。

「みぃちゃん、せっかく来たから、何か
食べようか。」

私がイートインコーナーを指差すと、美晴は嬉しそうに、「うん!!」と返事をした。

2人でレジ前で何を食べるか悩む。

「夏ならソフトクリームなんだけど、今日は
寒いもんね。
何にしようかなぁ。」

私が言うと、

「ポテトがいい。」

と美晴はショーケースのフライドポテトを指差す。

「ああ、いいね。
じゃあ、飲み物も買おうか。」

美晴は喜んでジュース売り場に向かう。

悩みに悩んで美晴が選んだのは、グレープ味の炭酸飲料。

私はそれを手にレジへ向かい、ポテトとカフェラテを注文した。

程なく、揚げたてのポテトも届き、イートインコーナーで、2人で頬張る。