翌朝。

「ゆうちゃん、あけましておめでとう!」

新年最初の朝を美晴のモーニングコールで目覚める。

「んー、みぃちゃん、あけましておめでとう。
今、何時?」

「んーとねぇ、8時!」

「お? みぃちゃん、時計、読めるんだ?」

「読めるよ〜
みぃちゃん、1年生だもん。」

「そっかぁ。
じゃあ、今からゆうちゃんは、30分後に
朝ご飯を食べます。
何時何分に食べるでしょう?」

「8時半!」

「すっごいじゃない。
じゃあ、ばぁばにそうやって伝えてきて。」

「はーい!」

美晴は元気よく階段を駆け下りていく。

ふぅ…

これであと15分寝られる…

私はアラームを15分後にセットして、二度寝を決め込んだ。