家庭訪問は恋の始まり

「俺は諦めませんよ。
夕凪先生は、春まで瀬崎さんには返事をしない
つもりなんでしょ?
だったら、あと3ヶ月、俺にもチャンスはある。
3ヶ月の間に、夕凪先生を振り向かせます。
もう、冗談でごまかしませんから、覚悟して
おいてくださいね。」

ええ〜!?
覚悟って、どうすればいいの?

「とりあえず、料理教室は終了してください。
俺が校長に告げ口しなくても、瀬崎さんの車は
目立ちますから、他の保護者の目に留まって、
変な醜聞を流されないとも限りません。
それで瀬崎さんや夕凪先生が傷つくのは
自業自得ですが、瀬崎嘉人が傷つくのは
可哀想です。
そう思いませんか?」

「………はい。」

武先生の言う事は、的を射ていて、反論のしようがなかった。