家庭訪問は恋の始まり

まさか…

「………それって、もしかして、ヤキモチ?」

そんなはずはないだろうと思いつつも聞いてみる。

すると、瀬崎さんは拗ねたような口調で答える。

「悪い?
ほんとは、離婚してすぐ、こんな性急に夕凪を
口説くつもりはなかったんだ。
せめて冬まで待って、嘉人の担任を外れてから
って思ってたのに、あの人と一緒に食事してる
のを見たら、居ても立っても居られなくて…
あのまま帰したら、帰りに夕凪を口説かれる
んじゃないかとか、最悪お持ち帰りされたら
どうしようとか思っちゃって… 」

「ふふっ ふふふっ」

なんか、かわいい。

それに、なんか嬉しい。

そんなに想ってくれてたの?

「なんだよ。夕凪、笑いすぎ!」

「だって…
ふふふっ 」

私がなおも笑ってると、瀬崎さんは立ち上がって、私の隣に立ち、肩に手を置いた。