家庭訪問は恋の始まり

キッチンへ行き、エプロンを着ける。

瀬崎さんは、ちゃんと自分のエプロンを持ってきてた。

私は、まず、さっき飲んだ湯のみを洗う。

それを瀬崎さんが片付けてくれる。

それから、私は、冷蔵庫の中から、買ってきてくれた材料を取り出す。

「何を作るんですか?」

「暑いから、冷製パスタでも、と思ったん
だけど、いい?」

「パスタ好きです!」

私が少し大きな声を上げると、

「くくっ
喜んでもらえてよかった。」

と笑った。

恥ずかしい…

パスタくらいで喜びすぎた。


「じゃあ、まずパスタを茹でようか。
鍋に湯を沸かして。」

私は言われた通りに、鍋を火にかける。

その間にトマトを刻んで、ツナを水切りして…と、瀬崎さんの指示に従って作っていくと、あっという間にできてしまった。

「すごい! こんなに簡単にできるんですね。」